
最近、
かつて手放したモノを再び手に入れる、という経験をした。
割と断捨離が得意な方なので、モノはサクサク捨てられるタイプだし、それで困ることもなかった。
けど、これまでの人生で手放して後悔したものが3つある。
そのうちのひとつは、もう手に入らないとわかっていたけど当時は持っていることのほうがデメリットだったので、しばらく悩んだ末に手放した。
それでよかった、
後悔はしていない、
なくても困らない、
いまはもう必要ない、
と思いつつ、ふとした瞬間に思い出して後追いしている自分がいる。
自分で捨てたくせに何年も執着している、とうっすら気がつきながら「いや、これで良かったのだ。手放して正解だった。」と言い聞かせてねじ伏せている自分がいる。
が、あるとき
「あちゃ〜失敗したー!」と心底後悔する出来事があり
普段は『人生に失敗なんてない!』と豪語しているのに、このときばかりは『いや、失敗はやはり失敗である』『人生なんて失敗と後悔だらけである』と自分の選択ミスを深々と認めたところ
『失敗と後悔の蓋』がパッカーンと空いてしまい、例の手放したモノやこれまでの選択ミスに対する後悔が、これでもかというほどドバドバ溢れてきた。
「わたしはアレを手放してうんと後悔している!」
「役に立たなくてもやっぱりアレを持っていたい!」
と、
本音を痛烈に認めた瞬間、なぜかものすごく心がホッとした。
やっと本音を認められた安心感と解放感。
そしたらね、数日後
手放した例のモノが、ひょんなルートから突如姿を現した。
びっくりしてフリーズしたけど、もちろん即座に手に入れた。
自ら手放したものを、また自ら手に入れるだなんて無駄の極み。
とも思ったけど
なかなか良き経験だった。
かつて持っていたものに感じる、不思議な初々しさとときめき。
手放したかったのは、モノに付随するネガティブな感情であって、純粋にモノとしての存在は大好きだったんだなぁと改めてわかった。
手放して心底後悔し、魅力に改めて気づいて今度こそ大切にしようと決めたのなら、その失敗はようやく糧になったと言える。
失敗と後悔を認めなかったら、きっと永遠に強がりながら後追いしてただろうな。
ポジティブシンキングでごまかさずに
『ちゃんと後悔する』って最高のご自愛なのかもしれない。
あと2つの後悔もしっかり糧にして
これからの自分と和合していこう。
次回の展覧会@秋田
「猫のいる風景展」
会期:2月26日(木)〜3月10日(火)
会場:ギャラリー杉(秋田市大町 1- 3- 27)
《在廊日》
沙織:在廊予定なし
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