コラージュニスト沙織です。
最近はオーダー作品や8月の個展にむけて構想を練る日々。
コラージュは基本的に動物以外は下絵を作らず、制作しながらバランスをとっていくことが多いのですが(その方が植物などは躍動感が出る)、今はじっくり構図を練ってから制作したいサイクルがきている。
何より「枝ぶり」をうまく描けるようになりたくて、墨による江戸絵画からの模写をスタートした。
が、、、
チャレンジ初日にしてすでに凹む…
江戸琳派の巨匠たちの「力強くも繊細な枝ぶりの凄さ」を模写してみてはじめて痛感したのだ。
初心にかえってしばらくは100枚ドローイングに励もう…修行あるのみ…(そして明日は硯を買おう…絵皿じゃ無理だ)
デッサンの基礎を学んでいた頃、先生が口酸っぱく言ってたことで一番心に残っている言葉がある。
「うまく描けてるときほど驕るな、とたんに対象を見なくなる、感じなくなる」
これは絵を描くことの本質である「見る」「感じる」を絶対に怠るなという重要な教えだ。
どんな作品をどんな技法で描くときにも、謙虚に最後まで対象と向き合う姿勢だけは常に忘れたくないな。
謙虚といえば、あの葛飾北斎ですら
73歳でようやく虫や鳥が描けるようになり、85歳のとき「猫一匹まともに画けない」と娘の前で涙したとか。
北斎のまだ半分も生きてないわたしが模写で凹んでいる場合ではない!
Fighting!
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