コラージュニスト沙織です。
この夏、広島個展の流れで山陰地方を一人旅した記録の最終回⑤です。
《自分に還る旅①出雲大社》はこちら
《自分に還る旅②足立美術館》はこちら
《自分に還る旅③倉敷/美観地区》はこちら
《自分に還る旅④大原美術館》はこちら

旅の最終日はしまなみ海道へ。
さすがに出雲からのしまなみ海道は無理だと諦めていたけど、倉敷へ移動したことで広島への帰り道に寄れそうな気がして方向音痴なのに思いつきで強行🚗💨
今治まで一気にDIVE TO BLUEしてきた!
青空の瀬戸内海が気持ち良すぎる。
炎天下で飲む蛇口から出るみかんジュースが火照ったカラダに沁みわたる。
島をつなぐ橋を通過するたび世界をワープしていくような感覚がして、広島個展のタイトル「光の道」のようだ、と思った。
こんなに橋を架けるのはきっと大変だったろうし、島の人たちの長年の夢だったろうなぁ。
いまわたしが橋を渡って豊かさを味わえるのは、先人たちの想いがつまった創造物のおかげなのだ。ありがとう!
最近よく思うことなのだけど
「過去のわたしがいまのわたしを救ってる」
「いまのわたしが未来のわたしを救う」
そして
「わたしが蒔いた表現の種が、時を超えていつか誰かの花咲かせるかもしれない」
ということ。
美術や芸術、そして想いを形にした創造物って、時間差で作用することがあるよね。
すぐに芽が出なくても、蒔いた種は必ず未来へ息づいている。
だからわたしはどんな小さな表現の種をも蒔き続けよう。想いを自分なりにカタチにし続けよう。
それがきっと光の道になっていくから。
………
自分に還る旅、完。
無事、仙台へ戻りました。
長々とおつきあいいただいてありがとうございました!









次回の個展@東武船橋
「沙織コラージュアート展 -光の道-」
会期:9月18日(木)〜24日(水)
(最終日16時閉場)
会場:東武百貨店船橋店5番地5階美術画廊
《在廊日》
沙織:全日程在廊予定
「空間に“深呼吸”を招く蓮池のaiiroシリーズ」
月明かりが水面に溶け、睡蓮が静かに揺れる夜。深く澄んだ青の中に、小さな光が星のように瞬きます。
アクリルガッシュを幾重にも重ね、光と影が織りなす水面の奥行きと煌めきを表現しました。
月明かりがにじむ青のグラデーションは、見る人の心を自然と穏やかに整えるとご好評をいただいています。
リビングや寝室に飾れば、忙しい日々の中でも深呼吸できる時間をふっと思い出させてくれるでしょう。

左:「こころの聖域」SM / aiiroシリーズ / ¥66,000
右:「こころの静穏」F0 / aiiroシリーズ / ¥49,500

左:「Beautiful Day」F8 / aiiroシリーズ / ¥385,000
「星々が希望の灯りとなる舟のコラージュ」
星々の光に導かれるゴンドラ。時間や現実を超えて魂が安心して旅を続ける様子を描きました。
金色の月と流れ星は、不安な波間を照らす「希望の灯り」。「大丈夫、光に導かれて進める」という祈りが込められています。
手のひらに収まるサイズ感で、一日の終わりにふっと目に入るたび、安心と希望を思い出させてくれる「お守りのような存在」をお届けします。

「月の舟-shooting star-」 10×10cm / コラージュアート/¥38,500
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