こんにちは、沙織です。
昨年のお盆に描いた100号の御神木のコラージュ。
和紙や楮(こうぞ)や麻を何層にも貼り合わせながら描いた大作です。
5月に「せんだいメディアテーク」にて初お披露目すると同時に、
この作品を常設していただける場所や施設を全国から広く募集いたします!
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画業15年の中で、代表作ともいえる大作。
せっかくならばアトリエに眠らせておくより、たくさんの方に観ていただける場所に寄贈したいと思います。
100号サイズはポンと飾れるサイズではないのですが、下記の条件をご了承いただいた上でご縁がありましたらCONTACTよりお声がけくださいませ。
みなさまからのご推薦、ご紹介もよろしくお願いいたします。
◾️作品について
- 作品名:「縁(えにし)」
- サイズ:F100号(縦162cm×130cm)
- 技法:キャンバスにコラージュ
- 素材:和紙・楮・麻・井草・アクリルガッシュ
高知県にある日本一の大杉として名高い「杉の大スギ」がモチーフです。
この樹は神話の時代に須佐之男命(すさのおのみこと)により植えられたと伝えられる推定樹齢3000年の巨木です。ひとつの根からふたつの幹が大きくのびている夫婦杉で、国の特別天然記念物に指定されています。
かつて美空ひばりさんがこの大杉に「日本一の歌手になれますように・・・」と願をかけ、実際日本一の歌手になった逸話は有名で、「出世杉」の異名もあるそうです。
(参照サイトはこちら)
2022年5月にこの御神木と対峙したときに感じた、鳥肌が立つほどの生命力。
「根っこではすべてのものがつながって巡っている」という森羅万象への気づきを、新鮮な感覚のうちに描き残した作品です。
制作中はとにかく「脈」というワードが頭から離れず、目には見えないけれどこの世界に脈々と流れている「何か」を表現したかったのだと思います。
誰のためでもなく、どこに出すわけでもなく、突き動かされるように描いたことをよく覚えています。
絵画というのは作家の視点を通して、個々が根源的なものと繋がる体験だと私は思っています。
私は描くにあたっていろんなことを意図しましたが、必ずしも観る人がそのとおりに感じるとは限らず、それはそれで良いと思っています。観る側も作る側も、自由に「何かを感じる」ということが最も重要なことで、「何を感じるか」自体に正解不正解はありません。
とはいえ、突き動かされるように描いたことにはきっと何か意味があると思うので、この作品をきっかけに、新たな縁が広がっていったらいいなという願いも込めて、作品名に「縁(えにし)」とつけました。
◾️寄贈にあたって
大型の作品を寄贈するのは初めてのことなので、私自身も手探りではありますが下記の条件を設定させていただきました。ご不明な点はお気軽にお問い合わせくださいませ。
寄贈先は基本的には先着順となりますが、場合によっては僭越ながら選定させていただきます。
(お声がけいただいた方には必ずご連絡をさせていただきます。万が一連絡がない場合は、再度送信いただくか迷惑メールフォルダをご確認ください)
〈寄贈にあたってまずは下記の点をご確認ください〉
- 作品を純粋に気に入ってくださった方。
- 作品を大切に保管・管理できること。
- 多くの方に見ていただける空間であること。
- 屋内での展示に限ります。(額装必須)
- 譲渡や販売、転売は禁止いたします。
- 著作権等に関する契約書を締結させていただきます。
- 額装、運送、設置に関わる費用はご相談の上、所有者様にご負担いただきます。
細かい条件等は書面にてご確認いただきますので、ご検討の方はCONTACTよりお問い合わせください。
◾️5月に作品を展示公開いたします
仙台にて原画を展示いたします。ご検討の方は是非期間中お足運びください。作家の在廊日は改めてお知らせいたします。県外からお越しの方で所有をご検討の方は、あらかじめCONTACTより日時をご連絡ください。
「武蔵野美術大学校友会40周年展」
会期:2023年5月19日(金)-24日(水)
場所:せんだいメディアテーク5階ギャラリーa
入場無料
在廊日:19日、20日、21日、24日午後
どうぞよろしくお願いいたします。
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